2月2日、船橋勤労市民センター・ホールにおいて、『シェーナウの想い』上映会&トーク〜原発に頼らない社会の実現に向けて、自然エネルギーへの転換を!〜が開催されました。主催は、当会も関わっている「自然エネルギーを広めるネットワークちば」実行委員会です。
開会挨拶は同実行委員長の森田(自然エネルギー千葉の会)が務めました。つづいて映画『シェーナウの想い』の上映です。
小さなまちシェーナウ市の普通の市民が、独占電力会社KWRに挑み、ついにはシェーナウ市の電力供給を任されるまでになります。市民たちが幾多の試練を乗り越えていくさまに感動を覚える人が多かったようです。
つづいてメインスピーカーの藤川まゆみさんの登壇です。演題は「市民が増やす自然エネルギー」。藤川さんは、NPO法人上田市民エネルギー理事長として、同会が推進している事業「
相乗りくん」を紹介しました。
藤川まゆみさん(上田市民エネルギー)
2007年に『六ヶ所村ラプソディー』(鎌仲ひとみ監督)の映画を観てから自然エネルギーを志すようになったこと、それを誰もが参加できるようにハードルを下げるために「相乗りくん」というシステムを開発したこと、などなど。
藤川さんは「今こそ市民の出番」と強調して、トークを終えました。
千葉県環境生活部環境政策課政策室室長の横尾明広さんは、「新エネルギーの導入に向けた千葉県の取組について」と題し、千葉県内の再生可能エネルギー事業の進捗状況について報告しました。横尾さんは、今後とも市民との情報交換を積極的に行なっていく旨述べられました。
横尾明広さん(千葉県環境生活部)
こども東葛ネット代表の増田薫さん、ちば市民放射能測定室〈しらベル〉共同代表の長谷川弘美さんからは、一昨年の原発事故以降の地域での放射線測定活動について報告がありました。
増田薫さん(こども東葛ネット)
長谷川弘美さん(ちば市民放射能測定室〈しらベル〉)
本日のまとめとして、自給エネルギーの会の板倉正さんが、自然エネルギーを広めるネットワークちばの今後の活動予定を述べました。
参加者は170名を超えました。熱気あふれる映画&トークとなりました。スタッフの方々、準備からイベント後の懇親会までお疲れさまでした。(森田)