9月17日、幕張メッセで開催された「エコメッセ2012 in ちば」に出展しました。
エコメッセは1996年から続くエコロジーフェスティバル。今年も来場数が1万2000人を超えるほどの大盛り上がりとなりました。
自然エネルギー千葉の会では、(1)創立から今までの活動をパネルにして展示、(2)書籍『自然エネルギー白書』の販売、(3)ベルチェ素子を使った温度差発電の実験、(4)自作ピコ水力発電システムの実演・展示を行いました。
エネ千葉のブース
とくにピコ水力発電のデモには、お子さんをはじめ多くの方が足を止め、見入ってくれました。
自然エネルギーを体感する
自転車のハブダイナモとおたまを使った、本当に手作りの超小型発電システムです。こんな簡単な装置でも、きちんと電気を生み出します。自分で電気を生み出すのは簡単だし、楽しいということを伝えられたと思います。
1年間の活動のまとめ
温度差発電の実験も
11時からは、エコメッセ実行委のイベントであるパネルディスカッション「どう取り組むか これからの新エネルギー」も開かれました。
パネリストの一人、(株)オルタナ代表取締役の森摂さんは「神奈川の藤野電力や小田原電力、東京の世田谷電力などの“ご当地電力”が全国各地に生まれている。ぜひ千葉でもご当地電力を」と述べました。
環境エネルギー政策研究所の松原弘直さんは、世界レベルで再生可能エネルギーが拡大している事実を事実を指摘し、市民ファンドによる地域の再生可能エネルギー事業の仕組みを紹介しました。
ワタミエコロジー(株)再生可能エネルギー事業部長の小出浩平さんは、秋田にあるワタミの風力発電所を紹介し、企業が環境価値に着目することの重要性を指摘しました。また「企業が環境活動をするうえで、行政の協力は絶対必要。千葉県はもっと姿勢を明確にして、企業の後押しをしてほしい」と述べました。
みんな電力(株)代表取締役の大石英司さんは、手軽に太陽光発電ができる「てのひら発電・空野めぐみ」という新商品や、「エネドル」「エネギャル」などのユニークな取組を紹介し、既存の電力会社ではできなかった供給サービスを行なっていくことを力説しました。
会場からは、千葉における再生可能エネルギー事業への取り組みや、行政への要望などが語られました。千葉でも再生可能エネルギー普及に向けたネットワークが広がっていることを実感させてくれたイベントでした。(森田)