6月3日(日)、
自然エネルギー千葉の会・印西支部“太陽学舎”発足記念イベントとして、県内の風力発電所の見学会を開催しました! 名付けて『新緑の季節にゆく 旭・銚子風力発電所見学散歩』です。
午前中に旭市の「市民風車かざみ」を、そして午後は銚子市の椎柴風力発電所の1号機を見学してくる日帰りミニツアーを開催。
「市民風車かざみ」の方は、建設資金作りのための市民ファンドを組成して出資募集などの管理をしてこられた
株式会社自然エネルギー市民ファンドさん、椎柴風力発電所の方は、運営会社であるくろしお風力発電株式会社さんのご協力を得て、じっくりと見学させていただくことができました。
市民風車かざみ
あいにくのどんよりとした空模様だったのですが、参加メンバーの多くが風車を間近に見るのが初体験だったこともあり、まずは、その大きさと迫力にビックリでした! 地面から羽根の回転軸のところまでの高さが64.7メートル、羽根の直径が70.5メートルという大きさです。
そして、一番驚いたのは、風車が回る音が意外に小さいことです。どこか上空で飛行機が飛んでいるのかな?と思うような、どこからともなく聞こえてくる唸るようなブワーン、ブワーンという音が風車の音なのでした。
(株)自然エネルギー市民ファンドの加藤秀生さんが説明のため現地まで来て下さいました。加藤さん、ありがとうございました!
「市民風車かざみ」の特徴は、何と言っても、建設費用のうち国からの補助金以外の部分が一般市民や中小企業・団体からの市民出資によってまかなわれているという点です。
それから、この風車が立っているのは「滝のさと自然公園」という旭市の公園なのですが、自治体の土地を借りて建てているという点がとても珍しいとのことでした。(普通は行政は風車建設のためにはなかなか土地を貸してくれないのだそうです。非営利目的で運営することや市民出資という趣旨を汲んでもらったことで貸してもらえたとのこと。今は旭市に合併された当時の旧海上町はなかなか理解があったということですね!)
出資者のお名前が柱の根本に表示
「かざみ」一基で、およそ300万kw/年もの電力を作り、それは一般家庭のおよそ900世帯分の電力に相当するとのこと。作った電力は東京電力へ売電しているそうです。
記念写真をパチリ☆
動画はこちら。
「市民風車かざみ」については、東京新聞にも次のような記事で紹介されました。参考になりますので、こちらもどうぞご覧下さい。
東京新聞6月13日付
未来をてらす 節電の夏<中> 旭市の市民風車 地域の電気は地域で
詳細なレポートは
太陽学舎のブログでどうぞ。(黒川)