10月30日(日)、船橋市勤労市民センターにて「幸せの経済学」上映会が行われました。主催は船橋「幸せの経済学」上映実行委員会。共催・ナマケモノ倶楽部。
なんと! 会場の収容人数限界117名が、知人の紹介、HPやブログ、船橋市広報、メーリングリストの呼びかけで集まりました! 僕は当日スタッフとして会場設営から参加しました。
映画の監督はヘレナ・ノーバーグ・ホッジ。既に再生可能エネルギーへ舵を切っているスウェーデンで、彼女はローカリゼーション運動を行っています。内容は開発という名の消費文化に翻弄されるラダックの人々を追い、世界の環境活動家たちが「本当の豊かさ」について僕たちに問いかけています
今回、上映会としては異色の2部構成! 映画鑑賞の後の討論会にも多くの方が参加して熱心に語り合いました。
主催者の竹内良一さん
元気を出すには良い事例をたくさん知ることが大切。スローライフは意外と忙しい。「忙」という字は「心を亡くす」と書きますが、心を取り戻していきましょう、と挨拶しました。
上映前のスロートークでは、
お母さんコミュニティの千勝里美さん
3・11の震災で東京の職場から帰宅困難になった時、幼稚園の子どもの面倒を知り合いが見てくれて安心した。お母さん同士つながって、共存したいと話してくれました。
佐倉で半農半Xを実践している村上忠さん
雑草を取らない自然農は収穫も少ないけど、完璧を求めると問題を生む。大雨の時は雑草が土の流出を防いでくれる。などスライドを交えて、自然農の意味を楽しく教えてくれました。
自然エネルギー千葉の会の森田一成さん
自分たちの生活を変えたいなら、自分たちの手で行動して変えていきたいと、イベントへの取り組みを紹介しました。
スローコーヒー八柱代表の小澤陽祐さん
NGO活動からスロービジネスを起業した顛末を話してくれました。小澤さん、スローなコーヒーありがとうございました!
そのほか、多くの報告・紹介・アピールがありました! 上映が終わって、スローコーヒーやオーガニックのハーブティーをおいしくいただきました!
映画上映も終わり、16時より参加者によるトークセッション開始! テーマ別に「自然エネルギー」「子育てパパ・ママ」「スロービジネス」「自然農」に分かれ、僕は「自然エネルギー」に参加しました。途中、席替えもありましたが、大いに盛り上がり会場が閉まる19時まで続きました。
「自然エネルギー」のサークルでは、各自の様々な取組や疑問・展望の発言がありましたが、自然農の村上さんの奥様が参加することで、ヒートアップ! 自然農の経験から、「私たち人間も一つの自然である」と教えてくれました。空気や食糧の取り込み、消化・排泄まで自然の一部であると。
どう生きるのかという話から、テーマが「愛」になりました。奥様が「私は旦那様を愛していて、毎日幸せ! だから何時死んでもいいの!」というものですから、ぬぁんだとぅぅぅ!「パートナーに出会えず孤独に死んでく人間どう? 僕は、恋人に出会うまで絶対に死なない」と反論。生きること、子どもを育てること、人と人とが信頼関係でつながっていくこと、必要な食糧・環境・エネルギー、全部つながっているんですね。
一時でも同じように考え、一所懸命な人と話せた喜び。多くの人が感じたんじゃないでしょうか?
そんな、時間と並行して、会場隅ではお母さん参加者への対応で設けられた、託児ブース。ここでも有意義な時間がありました。子どもたちが、描いた絵で紙芝居をしたいと提案したのです。すごいよ!
最後の最後に、ほほえましいプレゼントありがとう!
本当にあっという間の時間でした。主催の実行委員会や多くの参加者のみなさん、有意義な時間をありがとうございました。(阿部)