会員の竹内良一さんが中心となって、映画『幸せの経済学』の自主上映会を行います。皆さま、ぜひお出かけください。
【『幸せの経済学』あらすじ】
― ラダックに迫る近代化の波 ―
急速なスピードで世界的に広がった近代化の波は、30年前まで外国人立入禁止地域だったヒマラヤの辺境ラダックにも押し寄せていました。西欧の消費文化はあっという間に彼らの伝統的な生活スタイルを一変させ、自然との関わりを切り離し、人との繋がりを希薄化させることにより、彼らのアイデンティティーや伝統文化の誇りまでも奪っていきました。その証拠に、昔はいきいきと目を輝かせて暮らしていたラダックの人びとが、10年後には「(欧米文化に比べ)私たちは何も持っていない、貧しいんだ。支援が必要だ」と訴えるようになったのです。
この映画では、消費文化に翻弄されるラダックの人びとの姿をもとに、世界中の環境活動家たちがグローバリゼーションの負の側面を指摘し、本当の豊かさとは何か、を説いていきます。
― 答えはローカリゼーションにある ―
監督のヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんは、その解決の糸口として「グローバリゼーション」と対局にある「ローカリゼーション」を提案していきます。地域の力を取り戻すローカリゼーションの促進が、切り離されてしまった人と人、人と自然とのつながりを取り戻し、地域社会の絆を強めていく、と語ります。実際に世界では、「本当の豊かさ」を求め、持続可能で自立した暮らしを目指すコミュニティの構築が世界的に広がりつつあります。この映画の中では、日本の小川町での取り組みやキューバで起こったオイル・ピークについてのサステナブルソリューションについても取り上げています。
行き過ぎたグローバル経済から脱却し、持続可能で幸せな暮らしをどう作っていくべきなのか。そのヒントは日本の伝統文化の中にもあるのではないでしょうか。彼女はその気づきを我々に与えてくれるでしょう。
●千葉・船橋『幸せの経済学』自主上映会
【日程】
10月30日 開場13:00、開演13:30
(映画本編上映時間 68分)
交流会16:30〜(18時終了予定)
【スローな仲間トークゲスト】
交流会に先だち、千葉でスローでローカルな活動をしている方々に話をしてもらいます。
・子供たちを守るお母さんコミュニティ(お名前はこれから掲載)
・自然農(村上忠さん:佐倉で半農半X)
・スロービジネス(小澤陽祐さん:スローコーヒー八柱代表)
・自然エネルギー千葉の会(森田一成)
【会場】
船橋勤労市民センター(JR船橋駅より徒歩5分)
http://funabashi-ksc.or.jp/index.php?id=2
【参加費】
当日1200円、予約1000円
【ブログ】
http://d.hatena.ne.jp/chiba-slow/
【申込】
chiba.slowアットgmail.com
ナマケモノ倶楽部:TEL&FAX 03-6661-0898
【主催】
船橋『幸せの経済学』上映実行委員会
【共催】
環境=文化NGOナマケモノ倶楽部
http://www.sloth.gr.jp/