ドイツでの再生可能エネルギー地域事業視察報告(その4)

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     10月27日は、バイエルン州アルゴイ地域でエネルギー供給事業を行っているアルゴイ公社を訪問します。

     スピーカーは、アルゴイ公社100%子会社のイーグリッド社代表のベルナード・リントゥ氏。

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     アルゴイ公社は、シュタッドヴェルケ(都市公社)の一つです。

     再生可能エネルギーを中心に、地域にエネルギー供給を行い、雇用を生み出しています。現在、従業員は30人、売上300億円にのぼるそうです。

     また特筆すべきは、「IRENE」、「IREN2」と呼ばれる国家的プロジェクトを実施していることです。

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    「IREN2」と書かれた蓄電池


     これらはスマートグリッドの実証実験で、分散型の再生可能エネルギーが増えてくると発生する「逆潮流」についての検証などを行っています。

     具体的には、主に太陽光発電から生じる余剰分の電気を400kWのリチウムイオン電池に貯めたり、EV(電気自動車)に接続するなどです。

     IRENE2においては、特定の独立のエリアでのグリッドを研究しています。マイクログリッドのオペレーション、および需給のバランスを研究しているそうです。

     ドイツは北部に風力発電所が多くあり、南部に工業地帯の電力消費地があります。これら南北を結ぶ「電力アウトバーン」構想が計画されたのですが、住民の反対運動などもあり進んでいないのが現状です。

     日本でも特別高圧→高圧→低圧という送電網が基本的な仕組みなのですが、こうした既存の送配電システムから、「マイクログリッドの結合」というシステムへの転換を考えているとのことです。

     午後は、バイエルン州バイエルン・シュヴァーヘン地方の有名観光地・ノイシュヴァンシュタイン城に来ました。

     この城は、バイエルン王ルートヴィヒ2世によって19世紀に建築されました。要塞でも宮殿でもなく、ルートヴィヒ2世の中世回顧趣味のためだけに建設されたものだそうです。

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     中身の装飾も素晴らしいですが、とにかく外観が圧巻です。ルパン三世のカリオストロの城を思い起こします。(例えが幼稚ですね。)

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    バスから見える南ドイツの田園風景


     景勝地に限らず、南ドイツの風景はとても美しいのですが、とにかく感じるのは、山林に手が行き届いていることです。日本のような耕作放棄地、手入れのされていない人工林などは目につきませんでした。(続く)

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